夏に花火を見るのはなぜ?
夏になると、どこからか「ドーン!」という大きな音が聞こえてきて、夜空にパッと広がる色とりどりの光。
そう、花火です。とっても綺麗ですよね。
でも、よく考えてみると、花火ってどうして夏にしかみないの?
そう思ったことはありませんか?寒い冬の夜空だってきれいなのに、花火大会はほとんどが夏に集中していますよね。

冬のほうが空気が澄んでてキレイなのにね~。
実はこれ、科学的にも歴史的にもちゃんと理由があるんです。
花火が夏に多いのは、気候や昔の風習に関係しているんですよ。
花火が夏に多い「気象」と「安全」の理由

まずは自然環境(気象)や安全面からの理由を見てみましょう。
- 雨が少なく空が晴れやすい
→ 花火大会は雨天中止。梅雨が明けた夏は天気が安定しやすい - 風が弱くて煙が流れやすい
→ 適度な風は、花火の煙を流してくれて見やすくする - 夜でも外に出られる気温
→ 冬だと寒すぎて観客が集まりにくい。夏は浴衣で出かける楽しみも! - 乾燥しすぎず火事のリスクが低い
→ 冬の花火は火災リスクが高くなるため、控えられてきた
つまり、見やすさ・集客・安全性のすべてが夏向きなんですね。
花火を楽しむには、夏の天候や気温がちょうどよかったんです。
日本の花火大会のはじまりは「慰霊」と「厄よけ」

花火=お祭りやイベントというイメージがありますが、もともとはまったく違う目的で始まりました。
日本の花火大会のルーツは、江戸時代の「隅田川の川開き」といわれています。
これは1733年、大飢饉と疫病(えきびょう)で亡くなった人を弔うために、徳川吉宗が花火を打ち上げたのがきっかけ。
当時の花火は「魂を慰め、厄を追い払う」宗教的・精神的な意味があり、それが徐々に娯楽や夏の風物詩へと形を変えていきました。

花火って、お祭りだけじゃなく「祈り」だったんだ…!
花火大会は、むかしの人の「願い」から始まったんですね。
花火の光と音のひみつ
空に広がる「光」、しばらくして届く「ドーン」という大きな音。
この順番に、なにか気づきませんか?
実は、光は「先に見えて」、音は「あとから聞こえる」んですよ。
これは、光と音のスピードが違うのが原因です。
- 光:秒速30万km(目で見えるのはほぼ一瞬)
- 音:秒速340m(1km先から約3秒かかる)
だから、遠くで花火が上がると、光ってから音が聞こえるんですね。
また、色や形が違うのも不思議ポイント。
- 赤→ストロンチウムという金属
- 青→銅
- 緑→バリウム
など、火薬に入れる金属で色が決まるんです。
🔍 ミニ知識
丸い花火は「球状に火薬を詰めた玉」を空中で爆発させて作っているんですよ。
花火の光も音も、実は科学のチカラでできているんですね。
音と光の「ズレ」を調べよう!
花火大会で音と光のタイムラグを測って、距離を計算してみよう。
【やり方】
- 花火が光った瞬間にストップウォッチをスタート
- 音が聞こえたらストップ
- 秒数 × 340m(音速)=花火までの距離(目安)
【注意】
- 近すぎると差がわかりにくいので、遠くから観察してね
- スマホのストップウォッチでもOK👌
花火大会が「科学の実験場所」にもなるなんて面白いですね。ぜひやってみてね。
家でも楽しめる花火の実験
はなびの色ってなんで違うの?が実験を通してわかる実験キット。
安心手順でまとめやすい解説書付きで、夏休みの自由研究などにも最適です。
親子で楽しく花火の実験をしてみてね。
まとめ:花火は「夏」にぴったりの科学と文化が詰まってる
- 花火が夏に多いのは、天気や安全性のため
- 江戸時代の「祈り」から始まった夏の行事
- 光と音のズレには科学のしくみがかくれてる
- 金属によって色が変わるって知ってた?
- 夏休みの自由研究にも使える発見がいっぱい!
夏の夜空を見上げながら、花火にこめられた「科学」と「歴史の意味」を感じてみてください。
見るだけじゃなく、知るともっと花火が面白くなりますよ。
ぜひお友達やお家の人に話してみてね。



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